TAKUYA

OIKAWA

価値を見出す。

ーーTHECOOで技術アドバイザーをしようと思ったキッカケは?

まず、この会社のコアサービスである「インフルエンサーマーケテイング」というものに対して、興味関心がありました。初めはYouTuberやインフルエンサーというものに対して、正直、胡散臭い感じはありました。しかし、人に対して価値あるものを届けるということに関して、企業もそれらを活用しきれていないし、インフルエンサー自身も自分がどれだけ影響力を持っている存在なのか気づいていない状況であることが見えてきました。そんな状況を変えていくべきだと思い、テクノロジーを通じて私自身がお手伝いができるのではないか、と思い始めたのがキッカケです。
「何をやりたいか」ではなく、「どうやるか」と考えながら進めるのがTHECOOのやり方だと思います。他人が見つけられないような「やり方」だったり「価値」というものを大海原で見つけ出そうとする、云わば「海賊集団」。大企業みたいに規制があったり市場を独占していても、別のやり方をすれば本当は別の新たな市場(ユーザーやクライアントに新たな価値を提供できるモノ)を見つけられたりだとか、そういうことに価値をおいたり、こだわりを持ってやれる集団だなって魅力を感じたのもありますね。
また、平良社長と同じく、私もリチャード・ブランソン好きなんです(笑)このTHECOOとVirginグループの想いが近いものがあって、それもまた魅力でしたね。

「頭脳派ゲリラ集団」。

ーー今のTHECOOを技術アドバイザーという立場から見て、どう思いますか?

まず、個性が強い人間が多い。あと、やはり「頭脳集団」という言葉が当てはまりますね。単に頭がいいとかいうのではなく、言うなれば「荒武者たち」。「ゲリラ戦」が得意そうな人が多いですね(笑)「ゲリラ戦」というと語弊があるかもしれませんが、自分たちで既成概念に捕らわれず「何をどういう風に変えられるか」っていうのを少数精鋭部隊で虎視眈々と狙い、常に考えている。そんな人たちがそろってます。そこがまた面白い。新たな価値や市場を狙う「頭脳派ゲリラ集団」と言っていいでしょうか(笑)
あと、新たなフィールドにみんな挑戦しているので、「学習し続ける集団」とも言えますね。今までの経験や業務と全く違うようなことをしている人もいます。なので、知恵熱出るくらい考え抜いて学習し続けている。大きな看板でやってた時のネットワークだったり、経験だったり、今でも活かせることは活かしていると思います。でも、もうTHECOOで培った経験・知見の方が既に大きいものになっているのではないでしょうか。

ーーそんなTHECOOに技術アドバイザーとして、どんな影響を与えたいですか?

私自身がMicrosoft、Googleと外資を渡り歩いて、人に使われるプロダクトというものを作ってきました。今も、THECOO含め何社かの技術アドバイザーをしています。自分自身に、ノウハウは溜まっていると思います。そういったノウハウなど自分の共有するものを存分に使ってもらって、サービスやプロダクトに反映してもらえれば嬉しいですね。でもそういうノウハウの共有方法は会社によって様々なので、この会社に合っているものを一緒に考えていきたいです。
「私のやり方はこうだから絶対こうすべき!」なんてことは全くなく、この会社ならではというものを一緒に考えていきたいと思います。先ほども言ったように、THECOOにはこだわりを持った人が集まっているので、私自身も影響を受けて、勉強させてもらっている感覚です。中にいるだけだと視点が限られてしまうので、私みたいな立場で毎日顔を突き合わせてない人間が、ポンとディスカッションの場に参加したりすると、また違った視点でアドバイスすることができる。外にいるからこそ見えてくるものを共有したいと思います。

強くこだわりを持てる人。

ーーどんな人材(エンジニア)がTHECOOには必要?

まず、もちろんベーシックな技術力というのは、最低限必要です。「この会社で一から学ばせてください」という人材を採用できるフェーズではないと思います。しっかり、即戦力になるぐらいの技術力を持った人材は必要です。その上で、「作るサービス・プロダクトについて、どうあるべきか」という強いこだわりを持っている人が必要だと思います。
例えば、既存のサービスにおいても、ビジネスサイドから言われたままにそのまま作る人ではなく「本当にそれは必要なのか」「そういうものだったらこういう機能を足した方がベターだ」とか、こだわりを持って提案できる人。単にプログラミングを書くのではなく「サービスをビジネスサイドと一緒に作り上げていく!」という想いがある人。自分が作るプロダクトに対して、強いこだわりを持てるっていうのはすごく大事なポイントかと思います。
ユーザー(使う人)のことを一番に考えているエンジニア。使われるモノを作れるエンジニア。技術っていうのは、使われるモノを作る手段でしかない。しかし、その手段さえ持っていれば何でもできる。具体的には「〇〇の経験がある人」とか「〇〇の言語でプログラミングできる人」とかあると思いますが、全体として必要なのは「モノづくりに対するこだわり」がなければダメだと思います。周りの人とじっくり話し合いながらサービスを作りあげていかないと。

技術アドバイザー

及川 卓也 / TAKUYA OIKAWA

早稲田大学理工学部卒業後、外資系コンピューター企業での研究開発、Microsoftでの日本語版・韓国語版Windowsの開発統括を経て、Googleでプロダクトマネージャとエンジニアリングマネージャを務める。プログラマのための技術情報共有サービス「Qiita」を提供するIncrements株式会社を経て独立。現在、スタートアップを中心とした企業の支援を行う。

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